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by @endotaishi_

4/23論文

Global maps of twenty-first century forest carbon fluxes

Abstract

  • 森林は$CO_2$の純吸収源である。

  • 世界中の観測データを統合して、2001年から2009年までの森林関連の$CO_2$排出量と吸収量をマッピングした。30m grid

  • IPCCのガイドラインに準拠した方法

  • 年間の正味吸収量は約$7.6\pm49GtCO_2$

  • 気候政策の策定に役立つ

  • 気候変動はさまざまなアクターによって取り組まれる必要がある

  • IPCCとパリ協定は、森林の働きなしには気候変動緩和が達成できないとわかっているが、細かい把握が難しい。

    • Source (emissions + ) <--> Sink (removals - )
  • 全球規模での、人為起源の正味の年間$CO_2$フラックスはIPCCで推測されてる。

    • 主に熱帯の森林伐採
  • 熱帯および亜熱帯の森林は排出も吸収も数値が大きい

    • 温帯や寒帯よりも吸収してるけど、これらの地域は排出が少ない
    • そのため、全体的な吸収への寄与率は高くはない
  • ブラジル、カナダ、中国、コンゴ民主共和国、ロシア、およびアメリカの排出、吸収が大きい

  • IPCCのフレームワークに則ったデータ統合を行っているおかげで、国家や気候領域といった境界を超えて、さまざまなスケールに跨った評価が可能になる

    • 例えば、全世界の正味$CO_2$吸収の$\sim 27 %$が保護区内で起こっている。
    • 2001〜2019年のブラジルのアマゾンの森林の正味$CO_2$排出は$0.22 \mathrm{GtCO}{2} \mathrm{e} \mathrm{yr}^{-1}$ だったが、もっと広いアマゾン川流域は $-0.10 \mathrm{GtCO}{2} \mathrm{e} \mathrm{yr}^{-1}$の正味吸収源だった。
    • 温帯や寒帯で起こる森林火災による森林更新は、$0.69 \mathrm{GtCO}_{2} \mathrm{e} \mathrm{yr}^{-1}$の排出。
    • 植林地や自然林、林業が行われている箇所では、 $-3.3 \mathrm{GtCO}_{2} \mathrm{e}^{-1}$の正味の吸収。
      • 収穫による実質の排出量$2.4 \mathrm{GtCO}{2} \mathrm{yr}^{-1}$ と、森林管理と再生による総吸収$-5.5 \mathrm{GtCO}{2} \mathrm{yr}^{-1}$と$-0.16 \mathrm{GtCO}_{2} \mathrm{e} \mathrm{yr}^{-1}$の伐採された木製品における総吸収によるもの。

Tier 1

  • 基本的な方法:国際的に認められたデフォルトの排出係数と活動データを使用します。
  • データ要件:最も低く、広く利用可能な統計データに基づいています。
  • 適用性:データが限られている国や地域でよく使用されます。

Tier 2

  • より詳細な方法:Tier 1に基づくが、国固有の排出係数やより詳細な地域データを使用しています。
  • データ要件:Tier 1よりも高いが、全国規模の詳細なデータが必要です。
  • 適用性:特定の国や地域の特性を反映させるために使用されます。

Tier 3

  • 最も高度な方法:時間に応じて繰り返される国固有の詳細な測定やモデリングを含みます。

  • データ要件:非常に高く、時間的および空間的に詳細なデータが必要です。

  • 適用性:継続的な監視システムや詳細な科学的評価が可能な国で使用されます。

  • 本論文の結果は他の全球規模の推定値と直接比較することが難しい。

  • どうにか比較しやすくするために$CO_2$フラックスのみを考えた時、$-7.8GtCO_2$の正味の吸収を推定するが、これは同期間の全陸上フラックス$-5.2GtCO_2$よりも大きい。

    • 基盤となる中規模解像度の衛星では森林撹乱を観測し、定量化することができないから。
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